英語論文の電子原稿作成における最大の問題は2バイト(全角)文字の混入です。この様なPDFやWordファイルは海外の査読者のパソコンで上で、文字化けしたり、ページを開くことができません。日本語版のWordをお使いの方の場合、無意識にMS明朝などの漢字によるギリシア文字、各種記号、数学記号、全角スペースなどが混入されています。
Wordを用いて原稿を準備される場合、まず最初にフォントをTimes New RomanまたはArialにします。これらのフォントでは依然上記の特殊文字を入力することはできませんので、半角のローマンフォントであるSymbolフォントを適宜使用します。「挿入」メニューから「記号と特殊文字」を選択し、出てくるダイアログボックスでフォントをSmbolにします。ギリシア文字や各種の記号が出てきますので、それをダブルクリックすれば、書類の中のキャレットのある場所にその記号が入力されます。頻繁に使う℃の左上の○などは、このダイアログボックスの下にショートカットキーを割り振るボタンがあるのでこれを用い、例えばAlt+Shift等を割り振ってやると、文章を書く流れを中断することなく記号を入力できます。